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ボリウッドに君臨するか、ミレニアム・ビューティー!
世界屈指の美女が集まるボリウッドにおいて、ミス・ワールドにミス・ユニヴァースと言えばアイシュワリヤー・ラーイとスシュミター・セーンであった。
ところが、Y2K問題から世界を救った(!?)IT大国インドへのリスペクトなのか、ミレニアムはなんとインドがミス・ワールド、ミス・ユニヴァース、ミス・インターナショナルを独占! すなわちプリヤンカー・チョープラ、ラーラー・ダッタ、ガヤートリー・ジョーシーの3人であった!
その中で最も早くボリウッド入りしたのが、プリヤンカー。
当初はアニル・カプールから映画界入りをたしなめられたそうだが、アイシュワリヤーに倣って(?)タミル映画を経て「The
Hero」(2003)でデビューを果たす。ワンレングスに白いドレス姿で踊るパーティー・ナンバー「in mast nigahon」も実にエレガントで、サニー・デーオルの相手役としてはもったいないほどであった。
続いて、ミス・ユニヴァース2000のラーラーと競演した「Andaaz(勘違い)」(2003)では、ボリウッドきってのプレイボーイとされたアクシェイ・クマールとの共演。演技面では悪女に挑戦した「Aitraaz」(2004)で敵役賞を総なめに(Zee
Cine Awardsではノミネート止まり。Film Fare Awardsでは、助演女優賞にもノミネートされた) ! 清楚さを残す甘いマスクが幸いして、ウルミラー・マートーンドカルとは違って汚れ役のイメージを引き摺らないところが飛躍し続ける秘密でもあろう。
ダンスの方は、さすがにアイシュワリヤーからすると大きく水をあけられており、もっぱらドレス・ナンバーが中心。50th
Film Fare Awardsでパルヴィーン・バービーを追悼したパフォーマンスではコレオグラファーのデーニーシュ・ヘーグデーもバックグラウンドダンサーを大挙として投入するなど、同じ舞台に立った古典の素養を持つラーニー・ムカルジーの振付とは異なるアプローチを取っていた(ちなみにプリヤンカーの真後では、ダンサー同士が我を通して喧嘩していたのが可笑しい)。
その点はファラー・カーンも心得ていて、プリヤンカーにしては珍しいチョーリーとガーグラーを着込んだ古典風ナンバーとなった「Mujhse
Shaadi Karogi(結婚しようよ)」(2004)の「lal
dopataa(赤いドパッター)」では、自作「Main Hoon Na(私がいるから)」(2004)のカッワーリー「tumse
milke dilka」に通ずるパステル調のファンシーなセットを奢り、プリヤンカーを華麗な踊り手に仕立てあげていた。
さて、ミス・ワールドを受冠して早6年、映画界入りから5年目。ミス・インターナショナルのガヤトリーが結局「Swades(祖国)」(2004)1本で寿退職し、ライヴァルと目されていたラーラーがその身体の硬さからダンスがまったくダメなことが露見して出演作がめっきり減っていることからも、2000年以降の新世代女優としてはプリヤンカーの独走状態になりつつある。
本年は、リティック・ローシャン待望の新作「Krrish」(2006)でもヒロインにフィーチャーされているばかりか、リメイク版「Don」(2006)でシャー・ルク・カーンとの共演、ファラー・カーンの監督第2作「Happy
New Year」やシャーム・ベネガルの新作「Chamki Chameli」にもキャスティングされるなど話題作のオファーも多い。
デビュー当初、ウェスタンナイズを突き進むインドにあって、「あまりにもインド的」と評された顔立ちだが、こうしてみるとプリヤンカーも、やはりボリウッドに降臨したインドの女神と言えよう。
受賞歴
2004年度 「Aitraaz」Film Fare Awards
51th 最優秀敵役賞/Screen Videocon Awards 最優秀敵役賞
フィルモグラフィ☆:デビュー作、=:役名、★:特別出演、★★:二役
2002年
1:「Thamizhan」(タミール)ヴィジャイ
2003年
2:「The
Hero」☆=シャヒーン・ザカーリカ/サニー・デーオル、プリティー・ズィンター
3:「Andaaz(勘違い)」アクシェイ・クマール、ラーラー・ダッタ☆
2004年
4:「Aitraaz」アクシェイ・クマール、カリーナ・カプール
5:「Asambhav」アルジュン・ラームパール、ナスィールッディーン・シャー
6:「Kismat(運)」=サプナ・ゴーサイー/ボビー・デーオル
7:「Plan」=ラーニー/サンジャイ・ダット、ディノ・モレア、リヤー・セーン
8:「Mujhse Shaadi Karogi(結婚しようよ)」=ラーニー・スィン/サルマーン・カーン、アクシェイ・クマール
2005年
9:「Barassat(雨季)」=カージャル/ボビー・デーオル、ビパーシャ・バス
10:「Blackmail」=ラソード夫人/アジェイ・デーヴガン、スニール・シェーッティー、ディヤー・ミルザー
11:「bluffmaster!」=スィミー/ナーナー・パーテカル、アビシェーク・バッチャン、リティーシュ・デーシュモーク
12:「Karam」ジョン・エイブラハム
13:「Waqt(時)」=プージャ/アミターブ・バッチャン、アクシェイ・クマール
14:「Yakeen(信頼)」=シマル/アルジュン・ラームパール、キム・シャルマー
2006年
15:「36 China Town」★/アクシャイ・カンナー、シャヒード・カプール、カリーナ・カプール、イーシャ・コッピカル★
16:「Aap Ki Khatir」アクシャイ・カンナー、アミーシャー・パテール
17:「Alag」★/
18:「Don」=ロマ/シャー・ルーク・カーン、アルジュン・ラームパール、カリーナ・カプール★、イーシャ・コッピカル
19:「Krrish」=プリィヤ/リティック・ローシャン、レカー、プリティー・ズィンター★
20:「Taxi No.9211」★/ナーナー・パーティカル、ジョン・エイブラハム、ソーナーリー・クルカルニー、サミーラー・レッディ
2007年
21:「Big Brother」サニー・デーオル
22:「Salaam-E-Ishq」=カーミニー/ゴーヴィンダ、サルマーン・カーン、ジョン・エイブラハム、ジュヒー・チャーウラー、アイェーシャ・タキア
製作中・アナウンス済み
「Chamki Chameli」(シャーム・ベネガル)ジミー・シェルギル
「Deodhar Gandhi」サニー・デーオル
「Drona」ケイ・ケイ・メノン
「Ek Haseena Ek Deewana」ゴーヴィンダ
「Kismat Talkies」リティック・ローシャン、カリーナ・カプール
「Kurbani」ジャッキー・シュロフ、フェローズ・カーン、ファルディーン・カーン
「London Dreams」サルマーン・カーン、アジャイ・デーウガン、ラーラー・ダッタ、ウルミラー・マートンカル
「Love Story 2050」(ハリー・バヱージャ)ハルマン・バヱージャ
「Utthaan」(クマール・サーヌー)サンジャイ・ダット
「Qurbani」(フェローズ・カーン)ジャッキー・シュロフ、ファルディーン・カーン
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