アブナイ色香を漂わすスーパーモデル女優
怒濤のごとくデビューし続けるモデル出身の新人女優の中にあって、一際ホットな存在であるビパーシャ。グラビアの露出度も群を抜いている。
デビュー作「Ajnabee(見知らぬ男)」(2001)のアブナイ妻役が、Film
Fare Award 新人女優賞を受賞! 初の完全主演作「Raaz(神秘)」(2002)は、なんと上半期トップ1ヒットをキープ!! 同じく上半期トップ2ヒット作「Aankhen(盲点)」(2002)では、ゲスト出演ながらパブリッシングでは5大スターに混じって主役級の扱いを受けており、ボリウッドは野性的なフェロモンを放つビパーシャにまいっているようだ。
デビューの経緯は彼女のインタビューによれば、スーパーモデル・コンテストの審査員をしていたヴィノード・カンナーから「Himalaya
Putra(ヒマラヤの息子)」(1997)でアクシェイ・カンナーと、ジャヤー・バッチャンからはアビシェーク・バッチャンとのダブル・デビューを持ちかけられていたそうだ。結局、彼女の代わりにアイシュワリヤー・ラーイとカリーナ・カプールが「代役」となったという。
アビシェークとの一件では、当初のオファーでは「彼女にぴったりのヒロイン」だったが、企画が「Refugee(難民)」(2000)に代わったため、「代わりに」カリーナが選ばれたとか。
確かにヒロインのナーズは「待つ女」なので、ビパーシャのイメージではない。それならば、とスニール・シェーッティーの恋人役をあてがわれそうになり、最終的にオファーを断ったそうだ(スニールの相手役では嫌だったのか?!)。
デビュー作「Ajnabee」では、アクシェイ・クマールとのアブナイ夫婦役は彼女のキャラクターに似合っていてインパクトがあった。ところが「Raaz」では、一転して怪異現象に怯える女になってしまう。これはどうも、彼女のステディであったディノー・モレアとの「共演」を餌に釣られて出演契約したのかもしれない。役柄としては、取り憑かれる役より取り憑く方が似合っていると思うのだが・・・。
受賞歴
2001年度 Film Fare Award 最優秀新人女優賞「Ajnabee(見知らぬ隣人)」
フィルモグラフィ☆:デビュー作、=:役名、★:特別出演、★★:二役
2001年
1:「Ajnabee(見知らぬ隣人)」☆=ソニア・バジャージ、ニーア/アクシェイ・クマール、ボビー・デーオル
2002年
2:「Aankhen(盲点)」★=レナ・プラジャーパティー/アクシェイ・クマール
3:「Mere Yaar Ki Shaad Hai」=リア・チョードリー/
4:「Raaz(神秘)」=サンジェナ・ダンラージ/ディノー・モーレーア
5:「Takkari Donga」
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