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ボリウッドの正統派二枚目スター、モットーは常にリスクを!
1991年、町に貼り出された「Dil(心)」のポスターに心引かれながらも、その時は劇場へ足を運ばす・・・アーミルとスクリーンで再会できたのは9年後。ぶらりと入ったローカル・シネマハウスに掛かっていたのが、インドラ・クマール監督の「Mann(想い)」(1999)。
シンガポールからムンバイーへ向かう豪華客船の中で出会った富豪のプレイボーイ(アーミル)と音楽教師(マニーシャ・コイララ)が恋に落ちるラヴロマンス、これ、アメリカ映画「めぐり逢い」(1957)のリメイク。途中立ち寄ったタイの遺跡で踊るヒットナンバー「mela
mann(私の想い)」では、会場中から口笛が吹き荒れ、アーミルの人気を知ってうれしくなったものだ。もっとも、アーミルがこれだけ伊達男ぶりを発揮するのも珍しい!?
サルマーン・カーン、シャー・ルーク・カーンと1990年代のボリウッドを分け合い、三大カーンに数えられたアーミル。シャー・ルークの出世作となった「Darr(恐怖)」(1993)のストーカー役を断ったのは彼だったのだが、演技に徹底して取り組む完全主義者のアーミルだけに蹴った理由は単に正統派二枚目のイメージが崩れるというだけではあるまい。「Ishq(ロマンス)」(1997)では、ジム・キャリー並み(??)の顔面芸を見せていたし。
2001年初頭に結ばれたアクシェイ・クマール&トゥインクル・カンナーの挙式に出席した親族以外のボリウッド関係者はアーミル&レーナー夫妻のみだっと言われる。プレイボーイでならしたアクシェイだけに訳ありのひっそり婚だったせいもあって、ごくごく親しい身内しか招かれなかったそうだが、参列したアーミルは自身もムスリム・ヒンドゥーを越えて駆け落ち婚(?)した経験からふたりの愛を讚えたかったのだろう。
正統派二枚目の彼がノリノリで踊るのを観る度に、ボリウッドのスターたちが真から映画を愛し、楽しんで演じているのが感じられ、またまたインド映画にハマってゆくのである。(01.05.25)
追記 01.07.26
自らプロデュースした「Lagaan」ラガーン(2001)がメガヒット! 国内はもちろん、海外でも高い評価を得た。狙い合わせたように同じ週にリリース(封切り)されたサニー・デーオル&アミーシャ・パテール主演「Gadar(暴動)」も同様のメガヒットしているが、この作品を製作したZEE
TVネットワークは次回のプロジェクトにアーミルを主演させる模様。
この勢いに乗じてアーミルは、EnterMedia2001.comをスタートさせるとか。ネット事業からシャー・ルーク・カーンやスニール・シェッティーが徹底してるだけにどう転ぶだろうか注目される。
追記
47回フィルムフェア・アワードで、プロデュース作品「Lagaan」が8部門、主演作「Dil Chahta Hai(心が望んでる)」が6部門受賞、と輝かしい2001年であった。「Lagaan」は米アカデミー賞(R)外国語映画賞部門制覇を狙ったが、惜しくも逃した。
追記 06.01.23
全身全霊を傾けて製作した「Lagaan」の長い撮影期間中、混迷したアーミルを支えたのは、アシスタント・ディレクターのキラン・ラーオだったようで、2001年10月には夫人レーナーとの離婚協議が開始。アクシェイの結婚式へ夫人と共に顔を出したアーミルの心中が複雑だったであろうことは、今になって伺える。親権等を争った離婚は2002年に入って成立、キランとは2006年1月1日に挙式を果たした。
そんなプライベートの事情など、どこ吹く風とばかり、アーミルは再び時代物「Mangal Pandey:The Rising」(2005)の役作りにのめり込んでいたようだ。例の長髪に勇ましい口髭もメイクで済ますのを潔しとせず、自毛で通したようで、シャー・ルーク・カーンのワールド・ツアー「テンプテイション
2004」ロンドン公演の楽屋を訪ねた時もマンガルそのままの風体であった。
完全主義者故なのか、出演本数が他のスターに比べて少ないアーミルだが、ここへ来て続々と新作出演がアナウンスされている。新生活で気分を一新したアーミルの、スクリーンでの本領発揮を期待したい。
追記 06.03.26
元夫人レーナーとの離婚の直接的原因となったのは、どうもキラン・ラーオとの熱愛でなく、英国人ライター、ジェシカ・ヘインズとの熱愛だったようだ。
ちょうど離婚調停がなされた1年後の2003年9月に息子が生まれ、ジェーン・ハリー・ヘインズと名付けられた。
受賞歴
1996年 FILM FARE AWARD 主演男優賞 「Raja Hindustani(ラージャー・ヒンドゥースターニー)」
2000年 第3回 LUX ZEE シネマ・アワード主演男優受賞 「Sarfarosh(命知らず)」
2002年 FILM FARE AWARD 主演男優賞/ナショナル・アワード娯楽作品賞「Lagaan」ラガーン
フィルモグラフィ☆:デビュー作、=:役名、★:特別出演、★★:二役
1973年
1:「Yaadon Ki Baaraat」(子役)/ダルメーンドル、ズィーナト・アマン
1974年
2:「Madhosh」(子役)/ラーケーシュ・ローシャン、リーナ・ローイ、ヘレン
1984年
3:「Holi(ホーリー祭)」☆/サンジーヴ・ガーンディー、ナスィールッディーン・シャー
1988年
4:「Qayamat Se Qayamar Tak(破滅から破滅へ)」=ラージ☆☆/ジュヒー・チャーウラー
5:「Raakh」スプリヤー・パターク
1989年
6:「Love Love Love」ジュヒー・チャーウラー
7:「Tum Mere Ho」ジュヒー・チャーウラー
1990年
8:「Awwal Number」デーヴ・アナン、エクター
9:「Deewana Mujh Sa Nahin」マードゥリー・ディークシト
10:「Dil(心)」=ラージャ/マードゥリー・ディークシト
11:「Dil Hai Ki Manta Nahin - A Jonrney into a Woman's Heart(心が耳を閉ざす)」=ラグー・ジェトリー/プージャ・バット
12:「Jawani Zindabad」ファラー
1991年
13:「Afsana Pyar Ka」ニーラム
1992年
14:「勝者アレキサンダー」Jo Jeeta Wohi Sikander=サンジャイラール/アイェーシャー・ジュルカー
15:「Daulat Ki Jung 」ジュヒー・チャーウラー
16:「Isi Ka Naam Zindagi」ファラー
17:「Parampara(伝統)」ラヴィーナ・タンダン
18:「Time Machine(タイムマシン)」ラヴィーナ・タンダン
1993年
19:「Damini」★/ミーナークシー・シーシャードリー、サニー・デーオル
20:「Hum Hair Rahi Pyar Ke(愛の旅人)」=ラホール/ジュヒー・チャーウラー
21:「Pehla Nasha」★/プージャ・バット、ラヴィーナ・タンダン
1994年
22:「Andaaz Apna Apna 」=アマル/サルマーン・カーン、ラヴィーナ・タンダン、カリシュマ・カプール
23:「Baazi(賭け)」=アーマル・ダムジー/マンター・クルカルニー
1995年
24:「Rangeela(ギンギラ)」=ムンナ/ウルミラー・マートーンドカル、ジャッキー・シュロフ
25:「Aatank Hi Aatank 」ラジニーカーント、ジュヒー・チャーウラー
26:「Akele Hum Akele Tum (AHAT)」=ロヒト/マニーシャ・コイララ
1996年
27:「Ghulam(奴隷)」=シッダール/ラニー・ムカルジー☆
28:「Raja Hindustani」=ラージャー・ヒンドゥースターニー/カリシュマ・カプール
1997年
29:「Ishq(ロマンス)」=ラージャー/ジュヒー・チャーウラー、カージョル、アジェイ・デーウガン
1998年
30:「1947:Earth(1947:大地)」=ディル・ナーワーズ/ナンディータ・ダース
1999年
31:「Sarfarosh(命知らず)」=ACPアジェイ・シン/ソーナーリー・ベンドレー
32:「Mann(想い)」=カラン・デーヴ・ラージ/マニーシャ・コイララ、アニル・カプール
2000年
33:「Mela(祭り)」=ケシャーン・ピャーレー/ファイサール・カーン、トゥインクル・カンナー
2001年
34:「Dil Chahta Hai(心が望んでる)」=アカーシュ/サイーフ・アリ・カーン、アクシェイ・カンナー、プリーティー・ジンタ、ソーナーリー・クルカルニー、ディンパル・カパーディヤー
35:「Lagaan」ラガーン=ブヴァン/グレーシー・シン、レイチェル・シェリー、ポール・ブラックソーン
2005年
36:「Mangal Pandey:The Rising」=マンガル・パーンディー/ラーニー・ムカルジー
2006年
37:「Rang De Basanti」=DJ/シッダール、ソーハー・アリー・カーン
38:「Fanaa(陶酔)」=レーハン・クァードリー/カージョール、タッブー★
製作中/アナウンス済み
「Dil Bhi Kya Cheez Hai」ラーム・シャンカル
「Mr.Mehta & Mrs.Singh(Mr.メーフタ&Mrs.スィン)」カリーナ・カプール
「Rishtaa」アミター・バッチャン、マードゥリー・ディークシト
「Raashq」シャー・ルク・カーン、アイシュワリヤー・ラーイ、ジュヒー・チャーウラー
「The Mahabharata」マニー・ラトナム/シャー・ルーク・カーン、ラーニー・ムカルジー
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