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Jab Pyaar Kisise Hota Hai(1998)#233

2011.03.27
オススメ度 =陳腐 ★★=退屈 ★★★=平均点 ★★★★=面白い! ★★★★★=お気に入り!!

Jab Pyaar Kisise Hota HaiJab Pyaar Kisise Hota Hai(愛する時、誰かが現れる) 01.06.13 ★★★
ジャブ・ピャール・キシーセー・ホーター・ヘイ

製作:クマール・S・タウラーニー、ラーメーシュ・S・タウラーニー/監督:ディーパク・サリーン/原案・脚本:ホーニー・イラーニー/台詞:ジャーヴェード・しでぃーくぃー/撮影:マンモーハン・スィン/音楽:ジャティン-ラリット/詞:アナン(=アーナンド)・バクシー/振付:ラージュー・スンダラーム、ファラー・カーン/美術:シャルミスタ・ローイ/衣装デザイン:マニーシュ・マルホートラ、アンジュー・サーン、サビーナー、シンプル・カパーディヤー/背景音楽:バブルー・チャクラワルティー/編集:レーヌー・サルージャー、ケーシャヴ・ナイドゥー

出演:サルマーン・カーン、トゥインクル・カンナー、アヌパム・ケール、ジョニー・リーヴァル、ファリーダー・ジャラール、サイード・ジャフリー、ヒマーニー・シヴプリー、ハリーシュ・パテール、ラヴィ・バスワーニー、ムスターク・カーン、K・D・チャンドラン、ヴィヴェーク・ヴァスワーニー
特別出演:ナムラター・シロードカル、アディティヤ・ナラヤン

公開日:1998年5月22日(年間8位/日本未公開)
Screen Awards:美術監督賞

STORY
プレイボーイのスーラージ(サルマーン)は、ふと見かけたコーマル(トゥインクル)に恋してしまう。いろいろとアタックするものの、コーマルはスーラージの浮気性が氣に入らない。それでもようやく結婚話が固まったところで、なんとスーラージの前にかつて恋仲にあったプージャー(ナムラター)の落し子カビール(アディティヤ)が現れ…。

Revie-U
サルマーン・カーンお得意のプレイボーイ物。
覇氣のないBGM、コメディティックな演出もデーヴィッド・ダワンに及ばず極めて退屈。祖父ババジー役のアヌパム・ケール、親友マヘーシュ役のジョニー・リーヴァルも心なしか精彩に欠ける。

ようやく見られるようになるのは、インタルミッション(休憩)前に落し子カビールが現れてから。フラッシュバックの回想ナンバル1曲分だけ、特別出演しているナムラター・シロードカルの方が、問題外のヒロイン、トゥインクル・カンナーより遥かに印象的。

当初、結婚を控えるスーラージはカビールを遠く離れたヨーロッパの寄宿学校へ入れてしまうが、その間の触れ合いから結局インドへ連れ帰る。この親子関係に添えられる主題歌o jaana na jaanaは、なかなかグッド。これだけで映画が魅力的に思えて来るから不思議だ。

*追記 2011,03,27
クマール・サーヌーの美声が心和ませるファースト・ナンバルpahli pahli baar の終わり、それまで一緒に踊っていたロンドンの白人娘たちとハグする場面でなぜか「オ〜、愛シテールゥ〜、大好キヨォ〜」の台詞。日本帰りの英国人?

ヒロイン、コーマル役トゥインクルは、まさに「美人過ぎる」モデル顔。それ故、なかなかチャームを活かせないのが残念。

開口一番、「あんたの息子だよ」と言い出すカビール役は、ゼロ年代前半までシャー・ルク・カーンのベスト・マッチとして知られたプレイバック・シンガー、ウディット・ナラヤンの息子アディティヤ・ナラヤン。子役としてRangeela(ギンギラ)」(1995)などにも出演。
現在はシンガーとして活躍する一方、「Shaapit」(2010)で俳優デビューを果たしている。

突然現れた「息子」にドギマギするサルマーンだが、「Yeh Hai Jalwa(これはド目立ち)」(2002)ではサルマーン自身がリシ・カプールの「息子」として突然現れる。
映画は輪廻転生。

本作のタイトルは、デーヴ・アナン(=アーナンド)N アーシャー・パレーク主演「Jab Pyar Kisise Hota Hai(愛が誰かに生じる時)」(1961)からの継承。
シャー・ルク主演Rab Ne Bana Di Jodi(神は夫婦を創り給う)」(2008)のフィルミー敬愛ナンバルphir millenge chalte chalte(また会ってゴーゴー)」におけるビパーシャー・バスの登場スケッチは、この作中ナンバルjia oが引用元。

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