Asoka(2001)#075
「Asoka」アショカ大王 01.12.10UP ★★★☆
製作代表:サンジーヴ・チャーウラー/製作:シャー・ルク・カーン、ジュヒー・チャーウラー/脚本・監督・撮影:サントーシュ・シヴァン/脚本:サケート・チョウダリー/詞:グルザール、アナン(アーナンド)・バクシー/音楽:アヌー・マリック/振付:ファラー・カーン、ブリンダ、ギーター・カプール/背景音楽:サンディープ・チョウタ
出演:シャー・ルク・カーン、カリーナー・カプール、ダニー・デンゾンパ、ラーホール(ラーフル)・デーヴ、ゲルソン・デクンハー、ウメーシュ・メーヘラー、スバシーニー、スーラー・バラージェ、ジョニー・リーヴァル、ラグヴィール・ヤーダウ、スレーシュ・メノン
特別出演:アジート・クマール
公開:2001年10月26日(インド映画祭にて「アショカ大王」の邦題で上映)
47回Filmfare Awards:撮影賞
STORY
マガダ国マウリア朝の王子アショーク(シャー・ルク)は、王位争いから逃れるためカリンガを放浪中、隠遁する王家の娘カールヴァキー(カリーナー)と恋に落ちる。しかし、彼女と王子アーリヤーは叛乱勢に襲われ、アショークも戦で負傷、離れ離れに。カールヴァキーの死を聞いたアショークは、彼の命を救った仏教徒の娘デヴィ(リシーター)を妃に迎える。やがて、王位を争いから異母兄スシューム(アジート)と敵対。アショークは兄殺しの汚名を着せられ、カリンガ勢の蜂起を受ける。戦場を血で染め、勝利を収めたアショークは、屍の中にカールヴァキーの姿を見つけ・・・。
Revie-U *結末に触れています。
紀元前3世紀、インド亜大陸を広く治め仏教を手厚く保護したアショーカ王の伝記映画をシャー・ルク・カーンが製作・主演! 「暴虐のアショーカ」と恐れられた若き王がカリンガ征服を経て「法のアショーカ」と呼ばれるまでを描いた話題作である。
ムスリムのシャー・ルクにブッディズム映画の企画を持ち込んだのは、「ディル・セ 心から」Dil Se…(1998)の撮影監督サントーシュ・シヴァン。鉄道ミュージカル・ナンバー「chaiyaa chaiyaa」の撮影中だったと伝えられる。
脚本を書くに当たって、サントーシュは史実を大いに脚色している。と言うのも、アショーカ王の資料は意外に少なく、幾つかの仏典及び彼が遺した石碑の法勅ぐらいに限られるからでもあるだろう。
仏教の興隆に努めたアショーカ王の名はインド国内で仏教が衰退すると共に忘れ去れられてしまい、偉大な王の復権は英国人学者が石柱に刻まれた法勅が発見される19世紀まで待たねばならなかった。かえって彼の名は、かの三蔵法師玄奘が伝えるなどしてインド以外の仏教国で親しまれて来たのだった。
もしアショーカがバラモン教を盛大に後押ししていれば、今日も「ラーマーヤナ」のような神話となって語り継がれていたであろうから、人々の知る伝承に忠実な脚本が求められたことだろう(アショーカ個人は仏教徒となり、仏舎利を8万余に増やし、仏跡巡礼三昧に興じたが、国策として仏教のみを庇護したわけではなく、ジャイナ教やバラモン教も優遇している)。
仏典が伝えるところによると、アショーカ王(阿育王)は前世で仏陀に施しを与えたが故、彼の入滅後、100年にして王となるべく生まれたとされる。彼を産んだ母親が安堵したため、「憂いがない」と名付けられた。
アショーカは醜さのために、父ビンドゥサーラ王(頻頭婆羅)から疎まれて育った。彼は、タクシャシラー(現パーキスターン・タキシラ)で起きた叛乱を鎮めるため派遣されるが、与えられた兵はわずか4人。しかし、アショーカが願うと地面から師団が現れ彼に従ったと言う・・・。
さすがに賢明なサントーシュは、これら仏教説話的エピソードには触れていない。
さて、本作はマウリヤ朝の祖チャンドラグプタがジャイナ教徒として出家するシーンから始まる。
この時、まだ幼いアショークは大ぶりの剣を手にしているのを咎められ、「これは魔剣だ。血は血を呼ぶだけだ」と諭される。しかし、アショークは渓流に投げ込まれた剣を探し出してしまう。剣術に興じていると、剣がすっぽり手から抜け、彼が可愛がっていた小鳥の巣を直撃する。
月日が経ち、アショークは恐れを知らない勇者に成長する。彼はまだ例の魔剣を持ち出さず、用いるのは長いスティール製のカミソリ鞭である。間諜を国の隅々にまで巡らせたアショークらしい武器である。これで弧を描き、舞いながら敵を斬り刻んでゆくのだ。
一足先に公開された「Lajja(恥)」(2001)でもアジャイ・デーヴガン扮する義賊がこれと同じような物をベルトに仕込んでいた。アショークが持つのは、より細く、二股になっていて、彼は背中に隠し持っている。
シャー・ルク主演の「One 2 Ka 4(1、2の4)」(2001)でもサニー・デーオール主演「Farz(義務)」(2001)とまったく同じアクションの見せ場があったから、この手の斬新な(?)アイディアは撮影段階ですぐに流出してしまうのだろう、ボリウッドというところは。
王位争いを懸念した母ダルマの頼みで、アショークは単身、身分を隠してカリンガ(現オリッサ州ブバネシュワル)へ逃れる。ここで見初めるのがカリーナー・カプール扮するヒロインのカールヴァキー。彼女はカリンガの王女だが、王と王妃を邪な臣下に殺され、従者のビーム(ラーホール・デーヴ)に守られて幼い王子と隠遁している身だ。構図としては「隠し砦の三悪人」(1958=東宝)の雪姫と真壁六郎太である。
このカリーナが実によい。撮影時はまったくの新人であったはずだが、画を見る限り、堂々たる風格が感じられる。後半登場する新人のセカンド・ヒロイン、リシーター・バットの比ではない。姉のカリシュマー・カプールもデビュー当時は単なる若い娘に過ぎなかったことを考えると、カリーナーがいかに大器か判ろうと言うものだ。
古代インド女性の服装はトップレスが普通だったこともあって、カリーナーは全編ほぼ半裸、顔や腕に魔除けのボディペイントを施している。ブラを着けるという点で衣装はさすがに現代風にアレンジされているが、サーリー自体、数千年変わらぬ歴史を持つから現代物と大差ない雰囲氣。
このカールヴァキーにアショークが剣術を施すシーンが官能的だ。肩越しに彼女の両腕を取り、アショークが剣を振って指南する。シャー・ルクは撮影にあたって、カルハリーやマニープリーの剣術を学び、すべての剣術シーンを演じたと言う。カリーナーの剣捌きも堂に入っており、殺氣すら感じさせる。
やがて、ふたりは互いの愛を確信し、トライバルの立ち会いで結婚の儀を行う。この時、祭壇の灯火が風に吹き消され不吉さを告げるが、カールヴァキーが目を閉じて祈っている間にアショークが火を付け直す。
しかし、また驚くのは、このトライバルたちだ。彼ら少数部族は今尚、数千年来の生活をしていると言われるが、彼らがそのまま紀元前を舞台にした映画に出演してしまうというのも凄い。アルナーチャル・プラデーシュ州のトライバルを扱った短編「Story
Of Tiblu(ティブルーの話)」(1988)で初監督し、アウト・カーストの映画は数多くあれどトライバルを題材とした作品は前代未聞だ、と言われたサントーシュならではの視点である。
結婚の儀で予兆された通り、ふたりは運命に翻弄されて離れ離れに、そしてゆくゆくは敵同士となる。
まず謀反勢力にカールヴァキーらが襲われる。危ういところを村の女が身代わりとなって死に、彼女とアーリヤーは生き延びるのだが、アショークは彼女が死んだものと思ってしまう。そして、戦場へ出た彼は負傷し仏教徒の家族に助けられる。傷を負い、倒れる最中、アショークはかつて見た仏教僧の姿を見るのだが、この時は真にその意味を理解しない。
彼が担ぎ込まれた家には今まさに嫁入りしようと言う娘デヴィ(リシーター)がいる。婚礼の最中、アショークを狙った暗殺者を止めに入った彼女が刺殺する。こうした縁で、失意のアショークはデヴィを妃に娶ることとなる。
かつては愛に浮かれたアショークも、最愛のカールヴァキーを失い、残忍な性格が目に付くようになる。自らの手で処刑さえする。デヴィは夫の残虐を思い留めさせようと、彼を呼び止め、お腹に子を宿したことを告げる。だが、彼女の甲斐も虚しくアショークは兵を殺してしまう。氣がつけば、デヴィのお腹は彼が触れた血で染まっている。
仏教に傾倒する以前のアショーカは残忍な王として知られ、刑の執行も自ら行った。これは、本作でもそのまま描かれている通りである。
仏典によると、王自ら刑を執るのはよくないとして、忠臣ラーダグプタの配慮から直属の死刑執行人が用意された。ギリカと言うその男はアショーカを生き写しにした酷薄者で、王に仕えるにあたって両親を殺害したほどの人非人であった。イメージ的には、ラーホール・デーウそのままというキャラクターである。
このギリカは、一度入ったら決して出られない(つまりは殺される)牢獄を持つことを許される。これをして、「アショーカは地獄まで作った」と人々から恐れられた。ある時、この牢獄へ入ったアショーカが囚われた比丘より己の徳を説かれて改心し、ギリカを殺し、牢獄を打ち壊したと言う。
話は反れるが、このエピソードは最古の叙事詩と言われる古代バビロニアの「ギルガメッシュ」と類似しているのが興味深い。醜き暴君ギルガメッシュは自分と瓜二つのエンキドゥと出会い、彼と共に森の魔物フンババを退治に出かける。原初の欲望であるフンババを退治した時、エンキドゥも倒れ、ギルガメッシュは美形の王となるのだが、どこか仏典が伝えるアショーカの姿に通じる。
奇しくも「ギルガメッシュ」の物語は、アショーカの法勅同様、19世紀に英国人学者がアッシリア帝国の遺跡から粘土板を発掘してから注目されるようになった。原型は紀元前2000年というから、バビロニアの英雄伝説が、ヘレニズム文化圏まで伝えられたアショーカの物語に融合されたのだと思う。
王ビンドゥサーラが他界し、異母兄スシューム(スシーマ/修私摩)と王位を巡って対立が起きる。スシュームはそれ以前にも陰でアショークを暗殺しようと度々試みていたのだが、今度は彼の母ダルマを殺害させる。怒ったアショークが王宮へ乗り込むが、スシュームは他の者によって殺される。しかし、逃げ延びた彼の臣下スガトラによって、アショークは兄殺しの汚名を着せられる。
よく、インド映画にはあくどい身内が登場し、主人公を徹底的に窮地へ追い込むが、ラストはあっさり許されてしまい拍子抜けすることがある。これはタミル語圏でも同じで、確かラジニーカーントの映画でもそんなオチがあったと記憶する。ゴーヴィンダの「Raja Babu(ラージャー坊ちゃん)」(1994)でも一族の財産を狙う伯父たちが最後は殺されることなく、どうにか許されていた。
これはヒンドゥー観によるもので、神話においても一族殺しは大罪とされているからだ。かの盗賊の女王プーラン・デヴィでさえ、憎っくき従兄弟のマヤディンを射殺しようとして盗賊仲間から止められている(そのためか知らないが、本年7月、彼女は待ち伏せしたテロリストによって暗殺されてしまった)。悪党は性根が腐っているから平氣で大罪を犯すが、善なる者はダルマ(法)に縛られるのである。
(話は再び反れるが、こういうルールはアメリカ映画にも生きていて、「ランボー」の第1作でランボーは意外にも1人も殺していない。死亡するのは、ヘリから落ちた保安官補だけである。ランボーが殺しまくるのは舞台がヴェトナムに移ってからで、むろん相手はアメリカ市民や警官ではない)
史実ではアショーカがカリンガ征服を果たすのは、即位して8年後のことだが、映画はそこまで待っていられない。
兄殺しまで行う残虐な王を許しておけない、とばかりカリンガで反アショーク勢が立ち上がる。もちろん、戦列にはアショークより剣術を仕込まれたカールヴァキーの姿もある。彼女が探し続けていた最愛の男とまみえるのが戦場であったとは!
ここで600名の騎馬隊が激突する合戦シーンとなる。カリンガ勢の次から次へと見せる戦術も目を引く。
本作は壮大な物語を呈する歴史劇であるものの、クライマックスまでは局所的な撮影に留めている。共同製作者であるジュヒー・チャーウラーも認めているように、本作の製作費が1億4000万ルピー(邦貨にして約4億円。実質、20億円)という、近年のボリウッド・メジャーにしては平凡な予算であるためだ(「Lajja」の半分に過ぎない)。
ヒンドゥー神話劇ならいざ知らず、シャー・ルク主演と言えどブッディズム映画に賭けられる金額はこれが限度であったのだろう。シャー・ルクはじめ、ギャラも格安で出演していると言うから、スタッフ・キャストは「クンドゥン」(1997=米)のようにある種の意義を感じて参加していたようだ。
またシャー・ルクは、トーキー初期の名作「Devdas(デーヴダース)」の撮影中、出資者バーラト・シャーが逮捕されたあおりで難儀した監督のサンジャイ・リーラー・バンサーリーより製作費の援助を無心されたが、本作へつぎ込んでいたためその申し出を断っている。
戦を終え、血を洗い流したアショークは弟ヴィタショーク(ヴィガタショーカ/ヴィータショーカ)に出家を告げられ、初めて自分の非を悟る。丸腰で屍の山となった戦場をつぶさに見てまわれば、そこに泣き崩れる女たちの姿を目の当たりにする。そして、愛馬ブバンを見つけ、カールヴァキーが出陣していたことを知る。彼女と再会した時、彼らの前に矢を受けた幼いアーリヤーが崩れ落ちる。
こうして、アショークは愛と平安の尊さを知るに到るのだ。
15万人の移送者、10万人の戦死者、それを上回る負傷者を出したと言われるカリンガ征服。以後、アショーカは仏教に傾倒し、不殺生と慈愛、宗教間の協調を記した法勅を領土の内外に刻ませた。その石柱は遠くアフガニスタンでも発見されている。
世は、戦火があふれている。キリスト教、ユダヤ教、イスラームが対立する宗教戦争でもあり、21世紀の主導権を巡る欧米とアラブの王位争いにも思える。このような時勢に、ムスリムのシャー・ルク自らがアショーカ王を映画化した意義は大きい(シャー・ルク自身、プロモーションのためニューヨーク滞在中、ワールド・トレード・センター同時多発テロに遭遇したが、幸い無事であった)。
プロジェクトとしては、ダライ・ラマ14世を担ぎ出しワールド・プレミアを行う話も出ていた(ボリウッドでは日本の首相にもプレゼンした、という噂が流れた。これはN.Y.入りする直前、シャー・ルクとジュヒーが日本を訪れたためためだろう。もちろん、ジュヒーはこれをきっぱり否定している)。
この企画の発案者でもあり脚本も書いている監督のサントーシュ・シヴァンは、「ロージャー」Roja(1992)、「ボンベイ」Bombay(1994)、「ディル・セ」などマニー・ラトナムの作品に参加する一方、スラムの子供たちを主人公にしたドキュメンタリーや子供映画「Halo」(1997)、「Malli(マッリ)」(1998)、テロリストの少女が人間性を取り戻そうとする「テロリスト」The Terrorist(1998)を監督した経緯から、暴力の極地から慈愛に目覚めたアショーカへ惹かれて行ったのだろう(彼は本作の後、本領の子供映画へ戻ると語っている)。
無論、サントーシュは監督と同時に撮影も兼ねている。インド映画界は欧米の流れをくむ撮影監督制度が整っていて、大抵オペレートは別のキャメラマンが担当するが、彼のことだから自らオペレートにも携わっていると思われる。サントーシュは前作「Malli」で、子供たちをまるでスナップ写真を撮るようにレフ板一枚で撮影していた。
彼の映像は詩的で、冒頭近くガンジスで沐浴するアショークがスシュームの手勢による暗殺者を返り討ちにするシーンでは、王の象徴である白馬とコブラがモンタージュされる。また、ブバンを探すカールヴァキーがパータリプトラの町を訪ねた時、彼女が落としたミルクと、岸辺に立つアショークの足下に打ち寄せるガンジスの白い波紋を対比させるなどもそのセンスにはっとさせられる。
もっとも、屋外シーンがナチュラル・ライティングなのに対し、屋内シーンが当時あるはずのない電気照明の固いライティングなのはどういうわけか? まさかTV神話劇「マハーバーラタ」に従ったわけではあるまいが。
登場人物に関しては、仏典が伝える物とは幾分異なり、アショーカの即位を予言する比丘ピンガラヴァッツァージヴァや彼の忠臣となるラーダグプタなどの存在が抜けている。ただカリンガへ潜り込んだアショークと出会い、後に彼を慕って臣下となる強者ヴィラートが創造されているが、これはカシャ国へ入ったアショーカの臣下となる2名の力士を受け継いだのだろうか。この強者に、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(1997=米)、「Lajja」のダニー・デンゾンパが扮している。
アショークの正妻となるデヴィー役のリシーター・バットは、モデル出身。アビシェーク・バッチャンとの共演「Shararat」(2001)でデビュー。スレンダーで愛らしいニューフェイスだ。サントーシュよりオファーを受けた時、ちょうどブッディズムの本を読んでいるところだったと言う。
また、鍛え抜かれた身体から王女カールヴァキーの従者にキャスティングされたラーホール・デーヴも強い存在感を見せている。「Champion(チャンピオン)」(2000)、「Aashiq(愛人)」(2001)とサイコな敵役が続いただけに、王女を守るべき従者ながら微妙な緊張感を生むことに成功している。
コミック・リリーフとしては、門兵役にジョニー・リーヴァル、「ディル・セ」のラジオ支局員役のラグヴィール・ヤーダウが出演。ジョニーは顔見せ程度で、ギャグのためのギャグを連発するのではなく、門兵たちの雑談で展開を告げるストーリテラーとも言えよう。
ヒット祈願のために、カリーナーはスペルをKarrienaに、タイトルも「Ashoka」から「Asoka」に変更された。SONY撤退のためにシャー・ルクらは自ら海外配給権を捌き(「PBDHH」がコケたため、かなりのディスカウントとなっているようだ)、ワールド・マーケット用に150プリントを用意。アメリカで70万ドル、イギリスで50万ポンドとまずまずの成績を上げたが、国内では第1週がムンバイーで98%と注目を集めたものの、デッリーは59%と低く、短命の興業となった。
(なお、歴史的側面でのアショーカと、劇中の発音であるアショークを使い分けた)
*追記 2010.10.04
本作でアクションに挑んでいるカリーナー・カプールだが、来日したサントーシュ・シヴァン監督にインタビューしたところ、バックダンサーの女性が代役で行ったとか。サントーシュ曰く、「だってカリーナーがアクションを出来るわけないだろ」。
公開当時、カリーナーが数霊術からスペルを変えた点も否定していたが、映画のタイトル自体「Ashoka」から「Asoka」に変更されていることからして、サントーシュ本人はあまりそのへんにはタッチしていないか、ヒット祈願したにも関わらずさほど御利益がなかったので忘れている模様。このへんはインド人特有の「おおらかさ」故か?
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