インド雑貨(7)灯油コンロ/アジアハンター
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灯油コンロ(ガス・ストーヴ)
アジアハンター
(非売品)
「インドは停電なんてしょっちゅう。不便だからこそ、イノベーションが生まれるんです…」と、アジアフォーカス・福岡国際映画祭の事務局を訪れて「3 Idiots」3バカに乾杯!(2009)について語っていたのは、3月11日の午前中。
その3時間余り後、太平洋三陸沖を震源とした東北地方太平洋沖地震(M9.0)が発生。大規模な余震が続き、東日本大震災と呼ばれるまでに被害が広がり、原発事故も加わり収束が見られない中、首都圏では水・インスタントラーメン・電池・カセットコンロ・灯油・燃料など買い占めが見られた。
オール電化ならずとも、都市ガス・電気・水道などに依存した都市型社会が大規模災害に弱いことが露呈。一方で南アジアを旅した経験者は苦労はあったにせよ、さほど慌てなかったのではないだろうか。
さて、今回紹介するインド・アイテムは、チャイを煎れたり、インド料理を煮炊きするのにお似合いなガス・ストーヴ(灯油コンロ)。武骨な様がなんともよい。
右側に見えるタンクにケロシン(灯油)を入れ、ポンプノブを何度も押し(ポンピング)、タンクに圧をかける。使い方は、コールマンのガソリン(白ガス)・ストーブと同じ。最近でこそアウトドア用も管理が容易なLPガス・ボンベ式が主流となっているが、液体燃料式も捨てがたい。白ガス(ホワイト・ガソリン)と灯油式に分かれるが、割高なホワイト・ガソリンと比べ、灯油式は常備し易く経済的。立ち上がりに時間がかかったり、多少煤けるところは、ご愛敬。
備えあれば憂いなし、というが、普段使いも楽しめるインド製品ではいかが。
なお、本品は去年のうちにアジアハンターへ頼んでおいたオーダー品(通関の関係で常時取り扱いは難しいとか)。商品リストにないアイテムも探してくれるのが頼もしい。