ひんでぃーこれくしょん<H>
オススメ度 =陳腐 ★★=退屈 ★★★=平均点 ★★★★=面白い! ★★★★★=お気に入り!!
   
アッチャー・ソングス
sonu sonu
クマール・サーヌー
アルカー・ヤーグニク
hum to mohabbat
クマール・サーヌー
ソーヌー・ニガム
tere agey peechey
クマール・サーヌー
アルカー・ヤーグニク
yeh khushi ki mehfil
クマール・サーヌー
アルカー・ヤーグニク
churalo dil
アヌー・マリク
シャラーダー
dada manja bap manja
アヌー・マリク
アルカー・ヤーグニク

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Hum To Mohbaat Karega(恋しようよ!)
/2000 01.04.06 UP/02.02.22 Re ★★★
ハム・トー・ムハバット・カレガ
製作:K・P・シン/監督・脚本・台詞:クンダン・シャー/脚本・台詞:ランジート・カプール/撮影:トーマス・A・ザヴィエル/音楽:アヌー・マリク/詞:マジローウ・スルターンプリー/振付:チンニー・プラカーシュ、ファラー・カーン/背景音楽:スレンドル・ソーディー/美術:R・ヴェルマン/編集:アシーム・シンハー
出演:ボビー・デーオル、カリシュマ・カプール、ロヒト・ローイ、シャクティ・カプール、デリープ・ターヒル、サダーシヴ・アムラープールカル、ヴィジャイ・カシャップ、ジョニー・リーヴァル
特別出演:ラージ・ズッシー、カシュミラ・シャー、ラザック・カーン、プラムード・モートゥー
公開日:5月26日


STORY
ホテルのレストランで働くラージュー(ボビー)は、チャンネル2001の人気レポーター、ギーター・カプール(カリシュマ)にゾッコン。ふとしたことから50億ルピーが絡んだ金融汚職殺人事件の目撃者となり、ギーターからインタビューを申し込まれて逆上せ上がり、デカ鼻の殺し屋マンガル(シャクティ)とマフィアのボス、スーラージ(デリープ)に狙われることになる。が、しかし、彼女の兄は婚約者であるプロデューサーに殺されていたのであった・・・。

Revie-U

本作のカリシュマ・カプールは、Phir Bhi Dil Hai Hindustani(それでも心はインド人)(2000)のジュヒー・チャーウラーを思わせるカリスマ・レポーター。もっともこちらは、社会性や愛国心など何処吹く風の王道マサーラー映画に仕上がっている。
ちょっと驚くのが、ボビー・デーオルの役どころ。ウエイターなのである。インドにおいては下に見られがちな職業であったが、外資系ファーストフード・レストランで高校生がバイトするのがオシャレという時勢を反映しての設定だろうか(日本でもTDLがオープンした時にある種の観念を変えたように)。

さて、本作のボビーは、とにかくカリシュマ扮するギーターにメロメロ。プードル顔の鼻の下が伸びっぱなしなのだ! TV局の裏門にバラ一輪持ちながら立ち尽くす妄想ナンバー「sonu sonu」は、「ベルリン・天使の詩」(1987=西独・仏)よろしく自分の姿が相手に見えない片想いを表現しているばかりか、果ては断崖の遺跡で神々が踊りまくるシュールな予知夢まで飛躍する。
そんなラージューがシャワー後のバスタオル姿のまま、インタビューのためTV局に連れ込まれては逃げまくるのが可笑しい。TV出演を拒むラージューにギーターが熱いキス攻撃でメロメロにしてしまうギャグは、ジャーナリストからブーイングが出ていたが・・・。

サポーティングには、ラージューの親友クッティー役にジョニー・リーヴァル。警察でラージューがでたらめの人相を伝えたために、彼の顔がモンタージュ合成されてしまう。そのためデート中(!)のクッティーがレストランで一騒動起こすスケッチも大いに笑える。
やたらと拳銃をぶっ放すドジなインスペクターと巡査のコンビにIshq(ロマンス)(1997)のサダーシヴ・アムラープールカルヴィジャイ・カシャップ。黒ずくめの衣装にロン毛&タトゥーと、どこか「デスペラード」(1995=米)のダニー・トレホを思わせる殺し屋マンガル役にシャクティ・カプール、その兄でマフィアのドン、スーラージ役にお馴染みのデリープ・ターヒル。ギーターの兄ヴィクラム役にラージ・ズッシーを起用。
トップ・コレオグラファーのファラー・カーンが1曲だけ振付した寺院ナンバー「leh liya」に、カシュミラ・シャーラザック・カーンが踊り子と楽師役でゲスト出演。快活に踊るラザックは圧巻!

監督のクンダン・シャーは、6年ぶりの新作を2本同時期にリリース。プリティー・ズィンターが未婚の母となる19日公開のKya Kehna!(まあ、素敵!)(2000)と比べると、本作は難易度が高い。
マフィアに追われていたラージューとギーターだが、いつしか彼の妄想がデジャヴュとなり、ギーターまでがその妄想を共感してしまったかと思えば、いつの間にかラージューがマフィアと手を組んで交流していたり、果てはギーターの兄が殺された事件の真相が暴れ・・・とかなりハイブローな混乱ぶり(??)のため、ボリウッド初心者は理解不能に映ることだろう。
それでいて、本作に惹かれるのは、音楽のアヌー・マリクに負うところが大きい。M・ジャクソン「スリラー」そのままのビートを流用したディスコチックなタイトルソング「hum to mohabbat karega」、郷愁どころか遠く前世を思い出しそうなリリカルなメロディーが耳に残る「sonu sonu」及び「yeh khushi ki mehfil」などいずれも秀逸。例によってコミカル・ナンバー「dada manja bap manja」をアヌー自身もレコーディングしているが、やはりクマール・サーヌーソーヌー・ニガムの美声には敵わない。

 
 
 
 
 

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