アッチャー・ソングス
tum hi ko chahata
クマール・サーヌー
カヴィタ・クリシュナムールティー
chaha tha tujhe
クマール・サーヌー
スニディー・チョハーン
ek kabhi do kabhi
カヴィタ・クリシュナムールティー
pyar pyar
ジャスピンデール・ナールラー
アビージート
khai hai kasam
クマール・サーヌー
カヴィタ・クリシュナムールティー |
Champion(チャンピオン)/2000 01.05.15
UP/01.10.05 Re ★★★
脚本・監督:パダム・クマール/脚本:N・K・マハラジャン、ヴィジャイ・シェッティー、ヴェンカテーシュ/台詞:サンジャイ・マソーム/撮影:S・ティールー/音楽:アヌー・マリク、ヴィシャール-シャンカル、アナン・ラージ・アナン/詞:ジャヴェード・アクタール、ニティン・ライクワール、アナン・ラージ・アナン/背景音楽:アーデーシュ・シュリワスターワ/振付:ガネーシュ・アチャルヤー、アフムド・カーン、ラージュー・サンダラーム/アクション:ティヌー・ヴェルマ
出演:サニー・デーオル、マニーシャ・コイラーラー、ラホール・デーヴ、カシュミラ・シャー、マスター・アビシェーク・シャルマ、ヴィクラム・ゴーカレー
STORY
家族を集団自決に追いやられサイコキラーと化したナザール(ラホール)は、悪徳事業家カーンを暗殺。跡取りの少年アッバース(アビシェーク・シャルマ)をも抹殺しようとつけ狙う。ムンバイーへ派遣された警官ラージワール・シン(サニー)はアッバースの護衛を命じられるが、これがまたどうしようもない悪ガキ連中。しかも、うるさ型の姐御サプナ(マニーシャ)も手を焼かす。そうこうしているうちに、精神病院を隠れ蓑にしたナズィールの復讐が始まる・・・。
Revie-U
2000年の年末から21世紀の初頭にかけてネパール・インド間を震撼させたリティック・ローシャン騒動の際、ヒロインのマニーシャ・コイラーラーがネパール出身ということでとばっちりを受け、インド右翼学生から上映ボイコットされた曰く付きの作品(ただし、ほんの数日で再開)。
主演のサニー・デーオルは相変わらずで、制服警官でニンジンを生で噛らないことを除けば、「Farz(義務)」(2001)と大差ない無敵の鉄人ヒーロー。冒頭、駅を占拠したテロリストをヘリから単身飛び降りて皆殺ししてしまうのは例によって、つかみの夢。
その後、ボンベイへの栄転が決まって仲間と踊りだす。この、男衆にひとりサーリーの踊り子が混じったミュージカル・シーンは、「Shool(槍)」(1999)でのシルパー・シェッティーがゲスト・ダンサーで踊る結婚式のシーンのイタダキ。本作では、カシュミラ・シャーをフィーチャー。
跡取りの少年アッバースに扮するアビシェーク・シャルマは、「KNPH」(2000)でリティックの弟アミットを演じていた子役。仲間の悪ガキ連中には、「Jung(闘い)」(2000)でジャッキー・シュロフの息子役だったジョシュも。
前半は、栄転したと思っていたラージワールが実は悪ガキのお守りで奮闘する、というもの。みんなまるまる太っていて、日本の小学生のように成人病が心配されるほど。
さらにラージワールを悩ますのが、マニーシャ扮する姉サプナ。モデル兼ダンサーという設定からアッバースに輪をかけたワガママで、悪ガキ連中の女ボスとなる。なぜか赤外線透視サングラスを持っていて、お付の男どもの裸を透視して嫌がらせするという不遜なキャラクター。このプロップ・ギャグは「Baadshah(帝王)」(1999)からのイタダキで、オチの処理も特にセンスなし。サプナとラージワールは恋愛に発展もせず、マニーシャは客寄せヒロインに終わっている。
この「キンダガートン・コップ」(1990=米)的ノリに、精神病院を根城に復讐を誓うナザールのトラウマ的回想シーンがハードなトーンでインサートされる!
サイコキラー、ナザールに扮するのが、注目のラホール・デーヴだ。2000年度ボリウッド・ファッション・アワード・モデル・オブ・ザ・イヤーを受賞したトップ・モデル。本作が映画デビュー作で、鍛え抜かれた身体にリー・ヴァン・クリーフに通じる鋭い顔付き、極悪キャラも辞さない根性が好感持てる。第2作「Aashiq(愛人)」(2001)でもおぞましい人身売買マフィアのボスを怪演。「MMBSB」(2001)に出ていたムクール・デーヴの兄弟でもある。
パダム・クマールの演出は、可もなく不可もなく、と言ったところ。ただし、パダムを含め4人のライターがなんてことはない脚本に関わっているのは少々呆れるが、これは直し仕事で食い繋ぐ有象無象が跋扈するハリウッドも同じ。
音楽はメイン・コンポーザーにアヌー・マリクを、ゲスト・コンポーザーにヴィシャール-シャンカル、アナン・ラージ・アナンを据え、ポップでファンキーなナンバーが多いものの、ハチマキをしたオヤヂ顔のサニーとはそぐわない。
しかし、人間機関車サニーを楽しむ分には、お手ごろな一本。なお、「Taal(リズム)」(1999)、「YRHPK(愛の道標)」(2001)のヴィクラム・ゴーカレーが警察署長役で出演。
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