ひんでぃーこれくしょん<B>
オススメ度 =陳腐 ★★=退屈 ★★★=平均点 ★★★★=面白い! ★★★★★=お気に入り!!
   
アッチャー・ソングス
ishq mein ek pal ki bhi judaai
ソーヌー・ニガム
カヴィタ・クリシュナムールティー
humko sirf tumse pyar hai
クマール・サーヌー
アルカー・ヤーグニク
ek hasoon ladki se
ソーヌー・ニガム
アルカー・ヤーグニク
love tujhe love main karta hoon
(teri adaaon pe marta hoon)

クマール・サーヌー
アルカー・ヤーグニク
nahin yeh ho nahin sakta
クマール・サーヌー
サーダナ・サルガム
Barsaat(雨季)/1995 07.04.17 ★★★
製作:ダルメンドラ/原案・台詞・脚本・監督:ラージクマール・サントーシー/台詞:シャーム・グプタ/撮影:サントーシュ・シヴァン/作詞:サミール/音楽:ナディーム-シュラワーン/背景音楽:ルイス・バンクス(Gema)/振付:ラグラーム、ラージュー・スンダラム、ファラー・カーン、レーカー・プラカーシュ/アクション:ティヌー・ヴェルマ/編集:V・N・マイェカル
出演:ボビー・デーオル(新人)、トゥインクル・カンナー(新人)、ラージ・バッバル、ムケーシュ・カンナー、ハリーシュ・パテール、アンジャン・スリワスターワ、バーラト・カプール、アシュヴィン・コゥーシャル、ヴィジャイ・カシャップ、スハース・バレーカル、ヴィジュー・キョーテー、シェフジャード・カーン、スレーシュ・バグワート、ダニー・デンゾンパ
客演:キラン・ジュネジャー、アーシャー・サーチデーウ
友情出演:アジット・スィン・デーオル、ジャグダルシャン
公開日:10月6日(年間トップ6ヒット!)
Screen Awards:新人賞(ボビー・デーオル)


STORY
山育ちのバーダル(ボビー)は、町のカレッジに入学し、姉御肌のティナ(トゥインクル)と恋に落ちるものの、彼女の父デーニーシュ・オベローイ(ラージ)らに反対され・・・。

Revie-U

本作は、ボビー・デーオルトゥインクル・カンナーのダブルデビュー作。製作はボビーのことをもっともよく理解している父親ダルメンドラ。しかも、選ばれた監督は兄サニー・デーオルをNo.1ヒットに輝かせたGhayal(傷ついた者)(1990)のラージクマール・サントーシー

はじめに登場するのは、70年代のスーパースター、ラージェーシュ・カンナーディンプル・カパーディヤー*の娘、トゥインクル。当時、21歳(撮影は20歳か)。拳銃を片手に殺人を告白するというショッキングな登場シーン……に思わせて、実は舞台稽古。勝手に台詞を変えてしまうあたりが、フィルミーカーストのデビュー作らしい?! しかも、ジープで暴走して道端のカップルに泥水を浴びせるなど、高飛車な上に極めて感じの悪い女子大生という役どころ。

一方、ボビーは彼の野性味?を引き出すべく、トライバルという設定で、なんと素手で虎と格闘という登場シーン!**(もっとも、撮影監督のサントーシュ・シヴァンインタビューしたところ、ただの<マウンテン・パーソン>との答え)
その彼の名がバーダルとなっていて、「Ghayal」の時、ラージクマール・サントーシーの下で助監督をしていたラージ・カンワルの監督作Badal(雲)(2000)でもその名前が継承されている。 さて、トライバル風のエスニックな服装でカレッジに現れ、学長を探しているボビーを、しもべの学生たちで固めた姉御のトゥインクルらが冗談を仕掛けてからかうエピソードは、後の「Main Hoon Na(私がいるから)(2004)にも影響を与えている?!

前半はボビーとトゥインクルの学園ロマンス物、後半がふたりの仲を裂こうとする父親が雇った悪徳インスペクターとの派手なアクションとなる。 中盤のサマーキャンプ中、これまた後のKaho Na...Pyaar Hai(言って…愛してるって)(2000)がなぞっている(?)ように、ふたりは激流に流されて遭難してしまう。
ただ、「KNPH」とは異なり、後半への伏線が張られていないので、行き当たりばったりの平均的マサーラーに留まる。

氣になるふたりの演技力だが、この時期、巻き毛の長髪であったことを除けば、ボビーの印象は今と変わらず。このへんは演技力据置というより、デビュー当時から高いスター性を発揮していたと言ってもよいだろう。例の、鼻の下を伸ばしたプードル顔もすでに見られ、ボビーの魅力が存分に引き出されているわけだ。
トゥインクルの方も、デビュー作だけにやる氣満々だったのか、ダンス・ナンバルでもテンポよく踊って見せる他、コメディエンヌぶりもまずまず。だが、整い過ぎた面長のマスクが災いしたわけではないだろうが、似たようなつくりのラヴィーナ・タンダンに水をあけられ、後年になるにつれ、画面からパッションを見出すことが難しくなってしまう。その点では、早々にアクシェイ・クマールを略奪婚して家庭に納まったのは正解だろう。

ラージクマールの演出は、バッピー・ラーヒリーの背景音楽(「ブラックレイン」ランバダの再創作)で押しまくった「Ghayal」と異なり、いささか迷走氣味。この要因には、ルイス・バンクスのチープな背景音楽も挙げられるだろう。
その一方で、オープニング・にも流れる「humko sirf tumse pyar hai」のイントロが、KKHH(1998)次いでトップ2ヒットとなったSoldier(1998)のタイトルソング「soldier soldier」(作曲アヌー・マリク)に継承されるなど、ボビーの記念碑的作品になっている。
また、学園&ピクニック・ナンバル「ek hasoon ladki se」は、キショール・クマール主演「Chalti Ka Naam Gaadi(進むものの名前はクルマ)(1958)より「haal kaisa hai janab ka」の意匠直し。この頃、リリースされたTシリーズ「Bollywood Mix」サプナ・ムカルジーバブルー・スプリヨーがカバーしたことからインスパイア?(途中からなぜか、ワン・トゥー・チャチャチャになるけれど……)

ワイルドな主人公が冒頭で荒馬や虎(!)と格闘、極めて感じの悪いヒロイン(苦笑)とすったもんだの末、恋に落ち……という展開は、同じく父ダルメンドラがセットアップした兄サニーのデビュー作Betaab(燃える恋)(1982)と共通点も多いところが興味深い。
ちなみに本作のオープニング・タイトルバックが反転着色となっているのは、旧Don(1978)というより父ダルメンドル&継母ヘーマ・マーリニー主演の年間トップ10ヒット「The Burning Train」(1980)からの祝福であろう(これは70年代後半からのパニック映画ブームを受けた70ミリ大作の梵林版「カサンドラクロス」というか、「大陸横断超特急」)。

ボビーはデビュー10周年を記念して?これまた同じタイトル「Barsaat」(2005)に出演。こちらはビパーシャー・バスープリヤンカー・チョープラをダブル・ヒロインに迎えた復讐劇。もちろん、ボビーらしさがあふれていてオススメ。
また、ボビー久々のプードルヘアが楽しめる新作「Shakalaka Boom Boom」(2007)が4月6日にリリースされ、初登場2位動員という勢い。監督はJaanwar(獣)(2000)のスニール・ダルシャン。この人、監督デビュー作のサニー以外では、主演にはアッキーかボビーしか起用しないという極めてボリウッ度が高い筋金入りの監督!
共演は36 Chaina Town(2006)のウペン・パテール(今度は地声?)。ヒロインは、B級コメディに引っ張りダコのセリーナ・ジャイトレー「Gangster」(2006)で新人賞を総嘗めにしたカングナー・ラナウト(依存系女が続いた彼女がコメディでどう芝居をするのか見物?)。

カパーディヤー(Kapadia)「d」は、ナーガリー表記では反り舌を示すヌクター(・)を付けた「r.」となり「カパーリヤー」と発音。ではあるが、ヌクターなしの発音でもTKなので、インド人も「カパーディヤー」と言っているためノー・プロブレム。

**「Maa(母さん)(1976)では、ジャングル・キングに扮したボビーの父ダルメンドラが、豹・虎・ライオンと素手で格闘! だが、象が相手となるとさすがのダラム・ジーも木の上に逃げるしかない。おまけに小象相手にてんてこ舞い!! ヒロインは無論、ボビーの継母ヘーマ・マーリニー
 
 
 
 
 

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