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シャーン
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アルカー・ヤーグニク
シャーン
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アルカー・ヤーグニク
シャーン
jhoomein yah zameen
ロープ・クマール・ラトード
yeh hawaaein
アルカー・ヤーグニク
シャーン |
Bas Itna Sa Khwab Hai(もう夢は充分だ)/2001 01.08.09 ★★★
製作:マドゥー・ベーフル/製作・脚本・監督:ゴールディー・ベーフル/撮影:サミール・アールヤー/音楽:アーデーシュ・スリワスターワ
出演:アビシェーク・バッチャン、ジャッキー・シュロフ、ラーニー・ムカルジー、スシュミタ・セーン、シャラート・サクセーナ、ヒマーニ・シヴプリ
海外ロケ:ニュージーランド
公開日:7月29日
STORY
大学入試に受かったスーラージ(アビシェーク)は地元ヴァーラーナスィーの人々に祝福され、ムンバイーへとやって来る。たちまちキャンパスのアイドル、プージャー(ラーニー)と恋に落ちる。一方、スーラージが目標とするメディア王ナヴェード・アリー(ジャッキー)がペーパーテストと運動能力で高い得点を得た学生にスカラシップを与えると発表! スーラージはリムジンに乗るナヴェードにスカラシップ獲得を宣言するが、陸上競技テストの当日、乱闘に巻き込まれてしまう。
スカラシップを逃したものの、乱闘の最中、襲われた潜入捜査中の警官を助けたことが報道され一挙時の人となったスーラージのもとへ、ナヴェードの助手ラーラ(スシュミタ)がメディアのトップ・リポーターとなる契約話を持って現れる・・・。
Revie-U
アレレレレ?! 一旗揚げようと片田舎からムンバイーにやって来た青年が、都会の娘と恋に落ちつつ、サクセスしてゆくものの、生き馬の目を抜く都会の欲望に翻弄された果て、野心を捨てる・・・そう、これは「ラジュー出世する」Raju
Ban Gaya Gentleman(1992)のアビシェーク・バッチャン版、あるいは21世紀版なのである。というより、そのオリジナルは「Shri
420(詐欺師)」(1955)。劇中、タクシー・ドライバーのバイトをするスーラージがショーウィンドーで見かけた高価なスポーツ・シューズを買うシーンでも判る(「Shri
420」についてはまた後日・・・)。
もちろん、青緑色の寮のバルコニーにたたずむヒロインは「ラジュー」に対応してるが、21世紀版らしくスーラージの「出世」ぶりもバブリーにパワーアップ!
しかしながら、見終わった後に「ラジュー」のような心癒される幸福感は少ない。
アビシェークは、イメージ・トレーニングを頼りに出世を望む青年スーラージを力強く演じている。
冒頭、TVインタビューを受けるメディア王を観想するシーンでは、群衆が埋まったスタジアムをリクルート・スーツを着込んだ青年たちが一斉に短距離走をスタート。流れる雲はCGエフェクト、次々と競争ランナーが消え去り、ゴールテープの向こうにはソファで寛ぐジャッキー・シュロフの姿・・・。非常に判りやすい、「インドらしからぬ」まるでバブル期のスタミナドリンクCFみたいな映像だが、IT革命が大ブレイクする現代インドでは著名大学の入試倍率は数十倍ではきかない難関なのである。
監督のゴールディー・ベーフルは脚本も自ら書き、母親マドゥー・ベーフルと共同プロデュースで監督デビュー。経済開放の1990年代に学生時代を過ごしたニューカマーだ。それだけに古典的なプロットを今風にアレンジ、スシュミタ・セーンの魅惑的なダンス・シーンでは「マトリックス」(それとも「チャーリーズ・エンジェル」か?!)を意識したストップ&ゴー・モーションを多用!
またデビュー作「Refugee(難民)」(2000)であまりにダンスが酷かったアビシェークを群像ダンス&編集で「アレレ、踊れるようになったじゃん!」と思わせる巧みな工夫を施している。
もっとも今風にするあまり、「ラジュー」で野心を抱くシャー・ルーク・カーンを暖かく見守ったジュヒー・チャーウラーや下町の面々の愛情が希薄となってしまっているのが残念だ。「ラジュー」では主人公を導いたトリックスター、ジャイ(ナーナー・パーティカル)がいたが、本作では不在。代わりに欲望の世界へと誘うメディア王にとって替わっている。
サテライトを使ったメディア・ファシズム(裏では政界とつながり、また過激派を扇動する)を推し進めるナヴェードに対して、スーラージは突っ立ったまま、というのも寂しい。ラスト近くようやくナヴェードが計画を語るビデオを国民に配布して対抗するのだが、サテライトのマスに対して海賊版(?)ビデオ工場やCATV、口コミで対抗するというのがインド的。
「ラジュー」と異なり、夢破れたスーラージがプージャーと共にヴァーラーナスィーへ戻るエンディングは、経済開放による西洋化が進むライフスタイルに対してインドの初心を忘れないようにというメッセージなのだろうが、その割には全面ハイテック&MTV感覚な演出である(スーラージの初仕事は貧困に苦しむ村を取材し、飢餓を訴えるというのものだが、裸の子供をスタジオに連れ出してのコメンテーターぶり。放送は大成功、スタジオに明かりが灯るとまわりにはディナー・テーブルが・・・)。
ヒロイン、ラーニー・ムカルジーは相変わらず愛らしいが、後半、単に待つだけの女という設定がもったいない。
反面、「ラジュー」でシャー・ルークを誘惑する社長令嬢サプナ(アムリタ・シン)に対応するスシュミタは、かなりのインパクト! スーツ姿の彼女も堂々としたもので、誘惑のダンス・シーンもまた魅力的。ただし、プラトニックな関係に留まるのは、ゴールディーの照れか・・・。
ジャッキーは前半の善良な側面と後半の欲望の素顔を見事に演じ分け、例によって惚れ惚れさせてくれる。ラストでは単に腰砕けとなるだけ(「カル」のハン・ソッキュ?!)。
もっとも興行的には、ムンバイーの第1週が51%、他都市で30〜40%台と大苦戦。「ラジュー」がシャー・ルーク・カーンを押し上げたような、アビシェークの名実ともに大出世とはならなかった。
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